本サイト著者開発アプリとMBAの関係

さて、ここで宣伝をさせてください。

このサイトの上段に節操もなく(笑)ドーンと出ている広告ソフトが、私が開発しているWindows向けアプリAxelaNoteです。

2019年2月11日に正式販売を開始いたしました。評判は上々で、こんなところとかこんなところこんなところで記事になりました。また、こんなところから賞を頂いたりしています。

なんで紙なんだろう?

さて、このアプリとMBAの関係をちょっと書いてみたいと思います。もともと私がこのアプリのアイディアを思いついたのは、かれこれ18年前です。当時、新卒で日立製作所に入社しました。新人ですから、まずは議事録を書いたり、週報を書いたり、社内向け論文を書いたりするわけです。当然新人なので、先輩から指導が入ります。その指導は、私が書いた書類を印刷して、赤ペンで朱書きしたものが返ってくる、という感じのプロセスです。

どこの会社でも行われている当たり前のプロセスですが、ふと疑問に思いました。せっかくIT企業に入ったのに、なぜ紙でやりとりしているんだろう・・・?

たしかに紙は便利です。自由に書けて、持ち運べて、めくったり手前に持ってきたり、並べて見比べたり、複数人で共有して議論したりできます。紙の便利さに比べたら、Wordもメモ帳もメールも編集の自由さという点では不便この上ありません。

紙のように自由に追記出来て、でも原本は棄損しないようなことがいつかはITで実現するんだろうなあ・・・と思っていました。時は流れ、Webが台頭し、スマートフォンが生まれましたが、一向に実現しません。

それもそのはずで、いくら技術が変化しても、そういうルールがあるから、変わらないのです。

出典:柴田 博仁:ペーパーレスオフィスはなぜ来ないのか?紙はどこで使われるのか?, 日本画像学会論文誌 (2017年).

ルールを変えれば紙文化も変わるのでしょうが、それができたらとっくに世の中のペーパレス化は完遂しています。そう簡単にはいかないということは、ペーパーレスという概念が出た40年前から現在までの歴史が示しています。既存の文書やフォーマットを変えるのは極めて困難、というとこです。

じゃあルールを変えず紙と同じような使い勝手の編集ができるアプリがあればいいのでは?と思い、探しました。でも、ありませんでした。何年たってもどこの国からも出てきませんでした。ならば、自分でいつか作ろう、と思いました。

ビジネススクールであげた産声

そんな夢を描きつつ、前から興味のあったビジネススクールに入学しました。自分が大学生のころは、先生が黒板に板書して学生がノートをとる、というスタイルが一般的だったのですが、時代はかわり、授業の資料はPDF、ppt、webにとって代わっていました。そこで遭遇したのは、ノートをとろうと思っても取れない!という状況です。なにせ、PDFにガシガシ直に書くのは違和感があります。pptも書いたら、元から書いてあったのか、自分で書いたのかよくわからなくなります。Wordもまたしかり、です。テキストエディタなりOneNoteやevernoteでノートをとろう!とやってみたのですが、いちいちウインドウを切り替えるで極めて使いづらいことがわかりました。結局紙の大学ノートを買って、手書きしていました。

あれ?これって新卒の頃に感じた「なぜ紙で」とい疑問と同じ状況じゃないか?というか自分が作ろうと思っているアプリはまさしくこれの解決策じゃないか?というか、ひょっとしたら世の中のいたるところで同じような状況が起こっているのではないか?と、思い描いていたアプリの有用性を意識しはじめるようになりました。

というように、キッカケはビジネススクールなんです。MBAで得た知識でSWOT分析をして、売るためにマーケティングミックスを考えて・・・・みたいなストーリーじゃなくてごめんなさい(笑)。そういうことは、また別の機会に書きたいと思います。それはそれで、皆さんご興味があるんだろうなあ、と思っています。

学習に便利ですよ!

ただ、AxelaNoteはそういった経緯で生まれたアプリですので、学習や研究との相性は極めて高いです。例えば以下のように試験問題にメモをしたり、

講義資料にノートをとったり、

論文読みや査読コメントを書いたり、

と、とても便利です。

基本機能は無料で使えますので、是非ダウンロードして使っていただければ幸いです。

こちらからダウンロードできます。