早稲田MBA入試の過去問を解いてみた(その4)の続きです。
さて、いかがでしたでしょうか?問題を解いた後に2017年度入試の問題を見てみたのですが、2018年度入試は傾向がかわったようですね。個人的には2017年度入試のほうが一般的な小論文の問題で、答えやすいと思いました。
となると、このように毛色の変わった問題に答えられるようにするには、どうすればよいのでしょうね?私は、パッとは思いつかないです。なぜならば、2018年の問題は数理計画法とCVP分析という、経営学の範囲内の題材だからです。経営学から思いっきり離れたところからポンとでるのであれば、そこも勉強すればいいだけの話ですが、経営学の中で出題範囲を広げてきたとなると、勉強しなければならない範囲も広がるので、なかなかやっかいだなあという印象です。
もともと経営学というのは比較的新しい学問分野で、他の学問分野の成果を積極的に取り入れてきたという経緯があります。おそらく、経営学の範囲の定義は研究者の数だけあるのではないでしょうか。
ストラテジー、オーガニゼーション、マーケティングといった王道だけでなく、もうちょっと手を広げて勉強しておいたほうがいいかもしれません。近年のトレンドでいえば、ひょっとしたら「デザイン思考」方面からも出題されるかもしれません。
もうちょっと思うところもあるのですが、続きはメール頂ければなにか伝えられるかもしれません。
コメント
私は当日、シンプレックス法で一気に解きましたよ。
最適化やアルゴリズムといった分野と、ケーススタディの融合のような問題でびっくりしました
たまたま大学時代にプログラムを書いたことがあったのでラッキーでした。
試験範囲が時事問題から、数理的な分野+具体的なケーススタディに一気に広がったような気がします。
コメントありがとうございます。
シンプレックス法で解くのは十分OKと思います。作図法は4次元以上には使えないですからね。
入試という性質上、教科書的な知識を超えた出題はないでしょうから、深くというより、広く対策したほうがよさそうな気がします。経営史やミクロ・マクロ経済あたりもさらっておいたほうがいいかもしれません。