仕事とビジネススクールの両立の大変さ

今まさに両立で死にそうな状況なんですが、落ち着いた頃には喉元過ぎればなんとやらでおそらく忘れてしまうので、あえて熱いうちにリアルな実像を書いておきます(笑)。

大変さ

仕事とビジネススクールの両立は本当に大変です。どのぐらい大変か定量的に表してみます。
まず授業を週に9コマとったとします。1コマ90分だとして、週810分。一ヶ月が4週として、月3240分。これは月54時間です。
加えて課題が出ます。平均して1週あたり3つの課題が出たとします。1つの課題は、1時間で終わるものもあれば丸1日かかるもののあります。平均して3時間とでもしましょうか。これで週9時間、月36時間です。
さらにグループワークがあります。これは授業外で打ち合わせをしたり作業したりが必要です。まあ平均2週に一回、一回当たり6時間ぐらいだとすると、月12時間です。
予習が必要な授業のために週2時間とると、これは月8時間です。
これで月54+36+12+8=月110時間です。過労死の基準がヶ月間に100時間又は2~6ヶ月間平均で月80時間を超える残業ですので、これだけでもう基準をクリアできます。
さらに本職の仕事も残業0ならばいいのですが、世の中そうは問屋が卸しません。いくら予め調整しても、繁忙期や急な仕事で残業も発生するでしょう。わずか20時間も残業すれば計130時間です。加えて、本務である仕事と私事であるビジネススクールの時間を調整するのは、とてもとても精神的に労力を使います。家族を持っている人は、もっと大変です。もちろん余暇の時間は1ミリもありません。

ひと月の稼働時間

月の稼働時間を計算してみます。仕事は20日×8時間+残業20時間=180時間、学業は上述の110時間、通勤通学に2.5時間×25日=63時間、食事を0.5時間×3回×30日=45時間、風呂トイレ歯磨きその他を2時間×30日=60時間、それぞれの遷移にかかるオーバーヘッドを20%とすると、計550時間です。ひと月が30日×24時間=720時間なので、残りは720時間-550時間=170時間です。これを全部睡眠に使ったとしても、毎日平均5.6時間しか寝れません。

以上のように、時間的にも体力的にも精神的にも大変です。それでも、やめたいと思ったことはありません。理由はこれまでの記事で書いた通りですが、むしろこれだけ贅沢な時間の使い方ができて幸運だと思います。

というわけで

海外でフルタイムのMBAに通うのは、もっと大変でしょうね。外国語で、異文化で、上述の仕事の時間がまるまる学業に変わるわけですから、そりゃもう超ハードワークでしょう。

周りの同級生をみても、みんな同じです。でも楽に単位を取れる科目を選ぶとか、そういう人はいません。みんな常に前向きです。そんな環境に身を置ける機会は、なかなかないと思います。