まず単純に時間と費用で比較します。
国内MBAの1時間あたりの費用
1授業=2単位は、90分授業で全15回とすると、
90分授業×15回=1350分=22.5時間
卒業までに必要な単位数を50単位とすると、
卒業までの合計の授業時間は、
50単位÷2単位/授業×22.5時間=562.5時間
となります。
よって1時間あたりの費用は、
国公立で学費が2年間で135万円だとすると、
135万円÷562.5時間=0.24万円/時間=2400円/時間
私立で学費が2年間で250万円だとすると、
250万円÷562.5時間=0.4444万円/時間=4444円/時間
となります。
もちろん卒業要件単位以上の授業を履修すればこの値はもっと下がります。
一般的な経営研修の1時間当たりの費用
ここでは例として日経ビジネススクールの研修から、
事業戦略・マーケティング戦略の作り方というのを選んで算出します。
(ちなみに名前がややこしいですが日経ビジネススクールは正規の学位課程でなく、日経が提供する研修コンテンツのブランド名です。)
この研修は2日間13.5時間で93960円です。
よって1時間あたりの費用は、
93960円÷13.5時間=6960円/時間
です。
こう考えると単純な単位時間当たりのコストパフォーマンスは国内MBAに軍配が上がります。後者は会社の費用で受けるのが一般的であり、法人相手の価格だと思いますが、それにしてもかなりの差だと思います。
もちろんこれは国内MBAの主要なメリットではありません。ただまずは国内MBAに通う意味を定量的に示したかったんです。
以上、国内MBAの価値を時間当たり費用から評価する試みでした。