さて、具体的にどのビジネススクールを目指せばいいのでしょう?
ここでは選択のポイントを挙げてみたいと思います。
研究したい分野があるか
ビジネススクールによって、教育プログラム、研究プロジェクトやゼミなどの開講状況が異なります。
MBAだと「戦略」「組織」「マーケティング」「ファイナンス」「オペレーション」「会計」「人材」「統計」「経営科学」「情報システム」「プロジェクトマネジメント」、MOTだと「イノベーション」「技術経営戦略」「知的財産」なんてものがあります。おそらく全部そろっているビジネススクールは日本にありません。ホームページや説明会などで情報収集をしましょう。ただしビジネススクールは説明会や入試の時期がバラバラなので、そのあたりも要注意です。
通える距離か
全日制の場合はまだしも、仕事をしつつ夜間制に通う場合は勤務先と自宅から通えることが必須条件になります。特に平日の場合、だいたいどこのスクールも18:30頃に1コマ目が始まります。勤務先の定時が17:00~18:00だとすると、勤務先の自席から教室の席まで30分~90分で移動しなければなりません。となると当然選択肢も限られます。
通信制の場合は距離は影響ありません。
学費は払えるか
コストパフォーマンスは高いか、と言い換えてもいいかもしれません。車が買えるだけのお金を投資するわけですから、よくよく考えましょう。 職務の一環として通わせるので会社が払う、なんて場合は気にしなくてよいと思います。
研究教育指向は一致しているか
アカデミックか実務中心か、スクール毎に研究教育指向も様々です。アカデミックは時代の変化に左右されない知恵を習得できる反面、実用性に欠けます。実務中心は即戦力になる知識を習得できる代わりに、陳腐化したり実は既に過去の遺産だったなんてこともあります。この辺は公表されている情報では読み取りにくいので、説明会などで聞きましょう。
さて、各スクールを比べる上で必要な情報ですが、なにでどういう風に比べればよいか、代表的なものを挙げてみます。