本ブログの対象及び用語の定義

下図は、MBAに関する一般的な定義です。引用文献はこの記事の最後にあります。

上図に本ブログの対象及び用語の定義を記載したものを以下に示します。

本ブログの対象及び用語の定義

対象

上図赤枠及び赤線が対象で、国内MBAにおける修士課程及び専門職学位課程を中心に取り上げます。学位は、国内MBAで取得したものに加え海外MBAで取得したものも取り上げます(このため、赤枠で囲っていない海外MBAから上に向かって点線の矢印を引いてあります)。修士課程と専門職学位課程の区別は重視しません。引用文献にもありますが、専門職大学院の目的は「高度専門職業人養成」、修士課程の目的は「研究者養成+高度専門職業人養成」のため、重複するからです。学位課程はMBA課程、MOT課程のほかに、MBAに隣接する学位の課程(事業構想大学院が授与するMPD、ファイナンス学位など)も対象とします。なお受験については、主に社会人を対象とします。

用語の定義

MBA課程、MOT課程のほかに、MBAに隣接する学位の課程を合わせて「ビジネススクール」とします。ビジネススクールは、「MBA」といいかえることがあります。学位である「MBA」「MOT」などはまとめて「MBA」とします。

厳密にいえば「MBA」は学位であるため、「MBAに通う」という用法は誤っています。MBAを「修士(工学)」に置き換えればわかりやすいと思うのですが、一般的に「修士(工学)に通う」とはいいません。

また、最近「MBA理論」という単語を見かけられます。これもじゃあ「同じく修士(工学)理論」はあるのか?とか、つっこみどころが満載ですが、まあMBA課程で修める各経営学科目において一般的に教授されている理論、という意味で使われているのでしょう。この手の言葉の定義のあやふやさは至る所で見受けられます。例えば「募金」は寄付金などをつのって集めるという意味ですが、「赤十字に募金する」のように金銭を差し出す行為をいうこともあるそうです(デジタル大辞泉より)。

用語は定義に沿って厳密に使うことが大前提ですが、本ブログ中という限定的な空間での定義ですので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。どうしても目に余るようであればご連絡いただければ幸いです。

Kumatoronics21

引用文献

文部科学省:これからの大学院における課程・学位のイメージ,”http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo4/004/gijiroku/04091501/006/001.pdf” .

文部科学省:修士課程・博士課程の関係について,”http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo4/004/gijiroku/__icsFiles/afieldfile/2010/02/16/1288658_2.pdf“.

文部科学省:実践的な職業教育を行う新たな高等教育機関の制度化に関する特別部会,”http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo13/index.htm

文部科学省:大学等の履修証明制度について,”http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shoumei/index.htm